お前らの記事が何故そんなにつまらんのか説明してやろう。
タイトルそのままの内容だ。
身に覚えがない人はスルーしてくれ。
そうでない人は、ぜひ参考にしろ。
そしてわきまえろ。
俺は今まで色んなSNSに手を出しては途中で嫌気がさしてやめてきた。
先日Facebookもやめた。残るはInstagramのみ。
あんなに楽しげに嬉しげに投稿していたのに、なぜやめるのか。
ひとつは、飽きたから。これに尽きる。
投稿すべき内容なんて、最初からないのだ。
誰も俺の投稿を楽しみにしていない。そんなのは当たり前だ。
生存確認のために続ける、なんて人もいるみたいだが、直接連絡取ったほうが回りくどくない。おめーら素直じゃねーな。
もうひとつの理由。面白くないから。
飽きたから、という理由とほぼ同じだが、
「面白くない」という言葉には様々な意味が含まれている。
いいね!の数が伸びない。
他人の投稿がつまらん。
老害がクソうぜー。
まぁこんなところだ。
いいね!の数については、最初から気にしていない。たくさんついたら嬉しいことは確かだが、いいね!いっぱいあっても、
例えば5万いいね!もらっても、1円も稼げないことを考えると5万いいね!もらえるような投稿をするにはどうすればいいか考える時間や費用がかなりもったいない。
ブログにしてもそうだ。閲覧者数が伸びるのは素直に嬉しい。
だが、数を伸ばすための記事を書くための時間や労力がもったいない。
時は金なり。
金で買える時間もある。
金では買えない時間だってある。
本題に入ろう。
俺が、このブログ面白いなー!
と思える記事を書く人はかなり少ない。
つまり、世の中に溢れる90%のブログはゴミだ。
あなたという人間がつまらん、人生がつまらんと否定している訳ではない。一応フォローしといてやる。
ブログがつまらん。記事がつまらん。文章がつまらん。ゴミだ。
なぜつまらんのか??
その記事、ただの活動報告になってはいないだろうか?
もう一度言う。
そのブログは、活動報告ですか??
かなり丁寧に言ってやったつもりだ。
分かるか?
今の言葉でピンと来たらもう解決だ。
以下は読む必要はない。
○○と**を比較レビューしてみた系も同じだ。
比較した、という活動報告にすぎない。
それでもピンとこないアナタ。
しょーがないな。説明してやる。
アナタは映画を観るだろうか。小説を読むだろうか。
どちらも観ない読まない、そんな人もいるだろうか。
まぁいい。
映画を見て何に面白みを感じるのか。
小説を読んで何を面白いと感じるか。
もちろん人によって違うのは分かっている。
俺の場合はこうだ。
映画のストーリーは、ハッキリ言ってどれも同じだ。どの映画のどんな内容であれ、同じと言っていい。
起承転結。
ざっくり言うとこうだ。ざっくりしすぎだ。
例えば、、、、、
毎年春頃になると、10代女子がキュンキュンして感動するための映画が必ず作られますよね?
大体の内容は
男女の出会いがあって、付き合って将来を約束したところで病気や事故などの不幸が降りかかって、どっちか死んでしまい、その後、お手紙発見して観客号泣失禁するような映画。
ま、どーせこんなもんでしょ。
誰かが死ななきゃ感動できないんだ。
例えが良いか悪いか分からんな。失敗かも。
そう、毎回これを記事に書かれてもなー、くだらんのは当たり前だ。
つまりだね、
今日はどこどこに行きました。
誰々と会ってこんなことしました。
みなさんとても温かくて、楽しかったです。
次は、何々しましょうね。
はい。
こんな記事になっとらんだろうか。
今日も友達に囲まれてワイワイ楽しくやってます。みたいな。
今日何をした、何を食べた、どこに行った。
他人がオマエの昼メシに興味がある訳がない。
何を思ったか、どう考えたか。
どんな感情が湧いたか。
それが、圧倒的に欠けている。
圧倒的に欠けまくっている。
A地点を出発してB地点まで行きましたー。
楽しかったです。
ではない。
どのような思いやキッカケがあってA地点からB地点を目指したのか。
それが劇的なものでなくても、成り行きでも良いだろう。日常がドラマだという人もいるが、そもそも本当にそうだとするならば、劇的なことなんて起こりにくいし目立たない。
感情を言葉として書かないことがクールだと思っているのか知らんが、そもそも自分の感情を言葉にする能力に乏しいんじゃなかろうか。
インプットだアウトプットだの効率だのなんちゃらハックだの言ってる奴らはコピペかと思うほど、同じ内容同じ顔同じ感情同じ笑顔だ。
もちろん感情だけ、感覚だけで書かれた文章というのも、よろしくない。
悪い意味で、詩的になりすぎるし、時としてそれが哲学的に見えたとしても結局内容のない、夢の中でオナニーしたようなゴミクズ記事になることは明白だ。
俺が他人よりも優れているのは、頭の中の手が届きにくそうな、むず痒いところにある感情や感覚を引っ張り出して、言葉として吐き出せるところにある。
分かったか、これがアウトプットだ。
おめーらとはレベルが違う。
というわけで、もうひとつ例を。
俺は開高健が好きだ。
特に、『輝ける闇』と『夏の闇』が好きだ。
読め。
どちらもストーリーでいうと、とてもつまらん。クソほどつまらん。
『輝ける闇』は
1970年代、新聞記者として?アメリカ軍とともにベトナムに同行した開高健。ベトコンの激しい攻撃に晒されながら、頭の上を銃弾が横切るジャングルで奇跡的に生き残り、日本へ戻った。
というストーリー。
つまらんだろ。
『夏の闇』はもっとひどいぞ。
ドイツで、昔の恋人と再会した男。
しばらくは女と共に過ごしたが、やはり自分の居場所はここではないと感じた男は、女に別れをつげ、再び旅に出る。おわり。
は?なんじゃそりゃ。
ストーリーが面白いとかいう小説はいくらでもある。けど、文章が面白いという小説はそれほど多くはない。
もう、どんな大どんでん返しにも耐性ができてしまった現代人が一体何に魅力を感じるかといえば、
やはり言葉、文章、文体だ。描写だ。
あぁ、これ写真のブログだったな、忘れてたわ。