今、可能性が生まれる
ワイヤレスイヤホンというものを買って、少しだけ、ほんの少しだけ生活が変わった。
多少大袈裟な言葉かも知れないが、今日はそんな大きすぎるテーマに、少しだけ触れてみようと思う。
結論から先に言えば、テクノロジーの発達は、人類の生活、生き方や文化、家族制度、国家まで大きく変えていくだろう。
ワイヤレスイヤホンはBluetooth通信技術を使い、文字通りワイヤレスで音声データを送受信することができる。
なんだ、そんなことか、と思うかも知れないが、俺にとってはある種、革新的な技術なのだ。
ほんの数年前まで、iPhoneにイヤホンケーブルを挿して音楽を聴くことは当たり前だったように思う。
さらに遡り、iPodで音楽をデータとして持ち運ぶことができるようになった頃は、ケーブルがあることに何の疑問も持つことはなかった。
ワイヤレスになると、両手どころか、身体的な制約が一気になくなる。
ケーブルのねじれを気にすることなくiPhoneを操作することができる。
例えばYouTubeを観るときはどうだろう。
動画配信サービスなので、動画を閲覧しながら同時に聴くのが本来の使い方だろうが、俺の場合は音声を聴く、という意味ではワイヤレスイヤホンを非常に重宝している。
俺が大好きな 中田敦彦のYouTube大学 や ホリエモンちゃんねる を観るとき、iPhoneはテーブルに置いたまま皿洗いしながら聴いていることが多い。
20m程度であれば、よほど分厚い壁などの障害物がない限りは遅延も切断もなく問題なく聴くことができる。
音量調整、曲送りはもちろん、電話を受け取り通話することもできる。ただ、誰からの着信なのかは、iPhoneの画面を見なければ分からない。
ここまでがワイヤレスイヤホンが俺にもたらした小さな変化だ。
まだ使ったことがないという人、ぜひ使って欲しい。スーパーストレスフリーだ。
AppleのAirPodsは高価すぎるので、俺はSOUNDPEATSのTrueAirを使っている。ノイズキャンセリング機能はないが、これで十分満足している。
テクノロジーが人類を、なんて言ってはみたが、この先の未来がどうなるかなんて誰にも分かる訳はない。
1年後だってまったく予想できない。
未来は不確定要素に満ちている。
ここで言う不確定要素とは、不安をあおるために使った言葉ではない。
むしろ、その逆。
未来は可能性に満ちている、と言い換えることだってできる。
今まで生きてきて、義務教育を受け、当たり前のように高校を卒業した。
大学に進学する友人もいた。
勉強していい大学に入って、一流の企業に就職すれば、未来は安泰だ。結婚して一戸建ての家を買い、家庭を築き、定年まで勤めあげれば老後の心配もしなくていい。コツコツ貯金することも大事だ。
そう教わってきた。
だが、これからはもう違う。
俺らは一体何を目指して生きてきたのだろう。
貯金とローンを繰り返すために仕事をしている訳ではない。
平均的な平凡な家庭を築いてジジイになって縁側でお茶をすすることができるのは、ごく僅かな限られた人間だけである。
大抵は、こんな平凡な、ノルマ達成できそうな夢すらも叶えられずに、日々何かの不安に苛まれながら生きている人が大半ではないか。
「やりたいことがない」という人が多い。
俺もその一人だ。
だが、本当にそうか?
やりたいことをやらない言い訳を作るのは簡単だ。
お金がない、時間がない、やり方が分からない、理解してくれる人がいない、協力者がいない。
やり方が分からないなら、スマホで調べればいい。時間がないと嘆くのなら、時間を有効活用できるように考え、実行すればいい。お金がなければ、銀行から借りることもできるし、クラウドファンディングだってある。
理解が得られない、協力者がいない?
仲間なんていなくてもひとりで動き出せば何かが変わる。歩き出せば、ハローと挨拶してくれる人と出会える可能性だってある。
こんなことでお金なんか稼げない。
現状ではそうかも知れない。
だが、それを変えるのはアナタだ。
カネを生み出す方法だけでなく、カネを回すことを考えるのだ。
考察だけではダメだ。
考えるだけなら誰でもできる。
行動する力が必要だ。
失敗を恐れて挑戦しないなんて、もったいない。必ず、失敗はあるだろう。プラン通りに進む人生なんてあり得ない。
大事なのは、その後だ。
いかにプランを修正するか。それに尽きる。
挑戦なくして、成功はやってこない。
何十年も先の老後のことなんて考えなくていい。
過去のことも忘れたらいい。
今日の常識は10年後、いや5年後には非常識になっている。
手のひらの上に知識の宝庫がある。
これを使わない手はない。
誰でも平等に、すぐに知識を得ることができる。
これは最近知ったことだが、パソコンがなくてもスマホでMicrosoft Officeを使うことができる。PC上のデータもOneDriveと同期すれば外出先でも編集しコンビニで印刷もできる。
スマホが一台あれば何でもできる。
一瞬で世界中の人々とつながることができる。
目の前に壁なんてない。
しがらみなんて存在しない。何の障害もない。
37歳になろうとしているこんなオッサンでも、まだまだ自分には可能性があると信じている。
アナタだって、自分の可能性を信じてみてもいいはずだ。
これを読んでくれている人達に、ほんの少しでも勇気の火を灯すことができたら、幸いである。