イコンタ賛歌
「イコンタ同盟」なのにイコンタで撮った写真、全然ないじゃん
という、自分への密かなツッコミがずっとあった。
イコンタを、カメラ自体を撮ったところで、正直どうしようもない。
自家現像やプリントを始めてみたけど、135mmフィルムしかやっていなかった。
実はブローニー用のリールを持ってなかったのね。
今回、やっと現像できた。
引き伸ばし機S69の6×6用ネガキャリアは、未だに手に入れていない。
どこかに落ちてないかな。
イコンタで撮りためていたフィルム達。
この写真は2年前の11月、高知県。
装填の失敗だか何かで、なぜか4枚しか写っていない。
あの日、友人の結婚式を撮った。イコンタではフィルムを2本。
教会でのキスシーンもイコンタで撮った。もう1本の未現像のフィルムの中に眠っている。
2年振りに蘇るあのシーン。
その年の夏に、夫婦で京都に遊びに来てくれたとき。
結婚式の前日にみんなで食事をしたとき。そして結婚式当日。
ほとんどのシーンをニコンFで、モノクロで撮った。
DPE店に同時プリントしてもらい、アルバムを作って送ったら、とても、とても喜んでくれた。
「嬉しくて涙が出ました」と、可愛らしい丸文字の手紙が、全身で気持ちを表している。
そのときの喜びが、私を、今でも写真に向かわせている。
ブローニーフィルムを現像、プリントできたら、また高知の友人に贈りたい。
ネガを現像して吊るしただけだが、瞬間的な印象では、やはり135mmとは、なんというか説得力が全然違う。単にサイズが大きいからそう感じるだけかも知れない。
ライカで撮ることが多いのが現状だが
やはり、イコンタだ。
特に、スーパーシックスに限る。