SDGs
SDGsという言葉を知っているだろうか?
恥ずかしながら、俺はつい最近知った。
以下、コピペをイコンタ同盟風に編集した文章だ。
SDGsは2015年9月の国連サミットで採択され、国連加盟193か国が2016年から2030年の15年間で達成するために掲げた目標である。
17の大きな目標と、それらを達成するための具体的な169のターゲットで構成されている。
らしい。
世界の環境問題のみにとどまらず、教育、貧困、労働など様々な目標を掲げられている。
SDGsは、
Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)の略である。
Sustainable=持続可能 とは、つまりどういうことだろうか。
こんな俺にでも考えつくことといえば、レジ袋でなく、エコバッグを使うということだ。
俺が住む地域では、すでにレジ袋は有料化・提供禁止となっている。
最初はふざけた条例だと思ったが、慣れてしまえば、なんてことはない。
車には、デカいカバンを常備しているし、コンビニでの買い物は、ほとんどの場合は少量しか購入しないのでレジ袋もお断りしている。
レジ袋一枚を使わなかったからといって、どれだけの資源が節約されたり救われたりするのかは俺は見当もつかない。
しかし、微力ながら俺も環境に配慮できる人間なんだと、誰からのいいね!も貰わずに一瞬だけ承認欲求は満たされ、誇らしく思えるのだ。
レジ横の募金箱にそっと、優しい気持ちを添えて小銭を放るような。そんな感覚。
もうひとつ思いつくのは、ファッションについて。
大量生産・大量消費の時代は服だけにとどまらず音楽や文化についても同じことが言えると思う。写真についてもそうだ。
写真は一瞬でいいねを押され、一瞬で忘れさられていく。そのために大量に生産される。
タイムライン上の写真の賞味期限は、人々の目に触れてから長くてもせいぜい5秒くらいか。
ミニマリスト、ナチュラリスト、ビーガンなど、様々な文化や思想がファッション化し、やはり廃れて捨てられて忘れられる。
服を買わない人なんていないだろうが、どれくらい買うかは、人によってかなり差がある。
大量生産大量消費といえば、ユニクロを想像する人もいるかも知れないが、俺はユニクロが大好きだ。下着もすべてユニクロだ。安いし、耐久性はまぁ2年くらいならあると思う。
中学生の頃からリーバイスのジーンズを履いている。たまに浮気もしたが、今でも変わらず好きだ。リーバイスよりも高品質、オシャレ、高耐久なジーンズはたくさんあるが、品質と価格のバランスが大事。3万円もするようなジーンズを買おうとは思わない。
リーバイスは俺にとって第二の皮膚と言える。
風呂に入るとき、寝るとき以外は、毎日毎日、ユニフォームのように履いている。
リーバイスが好きだと言いながら、実はもう何年も新品のリーバイスを買っていない。
リサイクルショップで状態の良い501を1000円程度で探し出すのが密かな楽しみだ。
物欲がないという人もいないだろうが、モノが、人を幸せにすることはない。
所有欲が満たされるのは、ほんの一瞬だ。
俺は、ライカM4-2を手に入れたとき、痛感した。
手に入れて満足してしまった。
ライカはとても良いカメラだが、「ライカを使っている」と意識せずにはいられないことが、唯一の欠点だろう。
デジタルライカは使ったことはないが、ライカを使うのならば、やはりフィルムライカしかない。デジタルライカを20年も使う気にはならんだろ?
M4-2は今はもう手元にはないが、それほど惜しいとも思っていない。
リサイクルショップで数百円で買った全自動コンパクトカメラで満足している。
大事なのは、ライカを使うことではなく
写真を撮る、ということだった。
質の良い服を長く着続けること、古着屋で服を買うこと、それはつまり、服の大量破棄の減少に繋がるかも知れない。
ヴィンテージやアンティークという概念は、もともとヨーロッパに深く根付いていた。それが世界中にひろがり、ヴィンテージブームを巻き起こした。
「単なる中古」ではなく、誰かが大切に使ってきたものを受け継ぐ。とても素敵だ。
ボロボロになっても、また直せば使えるモノはたくさんある。
レジ袋の使用自体を否定したり非難する気はまったくないし、環境問題が現在どれほど深刻化しているか俺はあまり知らない。
SDGsについても、なんとなくフンワリしたテーマしか掴めていない。
サステナブル=持続可能なことを、出来る範囲で少しずつ。
これから先、何十年も先に、より良い未来が訪れることを心から願う。