イコンタ同盟

This is love.

SUPER YOUNG

去年のいつ頃からか。

NUMBER GIRLというバンドに出会い、大好きになった。

もうとっくに解散している。

 

彼らのライブ盤を買ってクルマを運転しながら聴きまくっている。

今日はブックオフで彼らのデビューアルバムをみつけた。

 

NUMBER GIRL解散後、フロントマンの向井秀徳ZAZEN BOYSというバンドを結成した。

これがまた凄まじい。こんな音楽があったのかと度肝を抜かれた。そして中毒性。音の美しさ。今、自分の中で宇宙一カッコいい音楽を奏でる4人組。

ブックオフで、ザゼンのデビューアルバムも買った。

 

前にも言った。

音楽のような写真を、と。

 

向井秀徳は、ナンバーガール時代からフェンダー社のテレキャスターというギターを使っている。

 

ライブ中に弦が切れたこともある。

ビローンって。

何台も壊しては新しいテレキャスターを使う。

俺は向井秀徳に憧れている。

彼が履いていたコンバースの黒いレザーのオールスター。真似して買った。

 

冷凍都市の暮らし 繰り返される諸行無常 蘇る性的衝動

 

 

俺にはギターのことはよく分からない。

 

弾き語りながら、喋るように歌いながら、歌うように喋りながら、正確にカッティングしながら、リズムを刻みながら、ズレた眼鏡をかけ直す。

この向井秀徳という人は、テレキャスターしか使わないのではなく、テレキャスターしか使えないらしい。

メチャクチャかっこいい。

そういう感覚が、羨ましい。

 

向井秀徳テレキャスターのように、俺もエルマーを。

 

以下ナンバーガールザゼンボーイズの好きな曲

 

ナンバーガール

 

タッチ

OMOIDE IN MY HEAD

透明少女

U-REI

SUPER YOUNG

IGGY POP FAN CLUB

日常に生きる少女

鉄風鋭くなって

TATTOO

など

 

ザゼンボーイズ

 

自問自答

ASOBI

AMAYADORI

六本の狂った鋼の振動

 

など

イコンタ同盟の企み

 

気がつけば、このブログを開設してからすでに一年が過ぎていた。

 

そもそも、「イコンタ同盟」とは何なのか。

この名称は、インスタグラムで親しくしていた方とのやりとりから生まれた言葉である。

 

俺の「イコンタ愛」、と言えば大袈裟だが、イコンタというカメラに傾倒していた時期に、このカメラへの情熱なり愛みたいなものを表す言葉を探していた。「ライカ同盟」「偽ライカ同盟」「レチナ同盟」なんてあるから、イコンタ同盟でいいや。いや、なかなかセンスのよろしい。

これが始まりだ。

 

イコンタ同盟は、写真サークルでもなければ、イコンタを愛でる会でもないし、研究している訳でもない。コレクター集団でもない。

 

俺ただ一人。俺の別名みたいなもんだ。

 

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スーパーシックス。

 

このカメラで、自分の日常や非日常を撮り、いつか、何年後か分からないがプリントしてアルバムを作れたらいいなと思っている。

誰かに見せるためではない。

存在した証を残すためではない。

 

写真とは独白である。

それはつまり数年後の自分への手紙でもある。

大事な人への手記でもある。

そして、まだ出逢う前の未来のアナタへの遺言かも知れない。

 

撮る人がいて、撮られる人がいた。

この関係に愛があったことを感じている誰かを、心密かに喜びながらあの世から蛇腹カメラのシャッターを切りたい。

 

そんなことを思っている。

 

イコンタ同盟の冬

 

インフルエンザが猛威を奮っている。

そんなもんに感染してる場合じゃない。

 

イカとイコンタは、まったく違う趣きのカメラだが、どちらも好きだ。

イカの機動力は素晴らしいし、イコンタは写真行為をしている気にさせる。

 

イカのピント合わせはもちろん手動だが、どんなに時間がかかっても1秒以内である。そもそも、ピント合わせなんぞほとんどしていないので、最新鋭のデジイチよりも速い。

 

ジムニーにFを積んでいる。

ドライブそのものが目的であるため、写真を撮ろうという気が起こらない。

 

しかしながら、写真ってやつはイイもんだ。

 

先日、親しくしている職場の女性の娘さんが成人を迎えた。

 

同僚の愛車ジムニーをバックに、着物姿の娘の写真画像を送ってくれた。

とても良い写真だった。

愛を感じた。

 

 

レンズのキレがどーのこーの

シリアルナンバーがどーのこーの

センサーサイズがごにゃごにゃ

 

そんな玄人フォトグラファーどもには、こんな素晴らしい、美しい写真は一生撮れない。

 

愛する娘の晴れ姿をiPhoneで撮る母に勝てる訳がないのだ。

 

 

ご挨拶

 

明けましておめでとうございます。

 

ワタクシ、年男でございます。

イノシシです。猪突猛進、と言いたいところではございますが、なにせ、35歳です。はて、どうしたものか。 

 

ふと、何やら新しい何かを始めたい感覚にさいなまれ、ギラギラとメラメラと心の奥底でうごめく初期衝動に気づいてキラキラとざわめいておりますが、それが一体何なのか。ワタクシ自身にも分からない、そんな新年を迎えております。

 

それは写真なのか、音楽なのか、はたまた性欲なのか、いくら考えても感じようとしても分からない。

このざわめきと煌めきに気づいてしまった以上、知らぬフリをするのは困難であります。

 

ただただ、淡々と、単々と過ぎていく毎日を過ごしていくしか成す術がないので、やはり、ゆるりと初期衝動が爆発する日を他力本願若しくは起爆装置を自発的に押すキッカケを待つだけなのです。

 

すべてのウソを寛容に受け入れられるような冷たい目を持ち、それでいて、煮えたぎるような感情を写真や何かどこかにぶつけ、ごく一部でもいい、衝撃や賛同や賞賛を得たいと思っている幼稚とも言える誰しも抱える本音をここにさらしたい。

 

己の小ささに気づかぬフリをしつつ、他人の愚かさを批判して一喜一憂するのだ。こんな日々が続いていくのは、きっと   ラク  なのだろう。そんな性格や生活と決別するのは無理だと決めつけているし、諦めている。そのクセ、希望は消えない。

 

思慮深くなっている訳でも、達観しているつもりもない。もちろん病んでもいない。

 

 

かといって、冷静でいられる訳もない。

 

俺の血。

傷を作れば温かい、赤い、熱い血がにじむ。

 

その血を、誰かに見せたい。

 

そんな衝動。

 

おそらく、あなたもそうだろう?

 

ちょっと飲みすぎたな。

 

霧の国から

納車から1ヶ月経ち、走行距離も1000kmを超えた。

 

仕事に追われ、休日は仕事に犯され、食卓ですら仕事に汚された1ヶ月であった。

 

クソ。

 

もっと意欲的に効率的に仕事に向かえる脳ミソが欲しい、と一瞬だけ、少しだけ思った。

ほんの少しだけ。

 

 

ハッキリ言って人生や仕事なんて舐めている。

 

どーにかなる精神で生きている人間にとって、他人からの情熱感染対策は万全である。

 

人間なので心が動くときもあるが、大体いつもシラけている。

 

給料安いのに、そんなに頑張れませんよ。

 

何年生きても、何度泣いても、何度叫んでも、暴飲暴食しても、1000km走っても、どこまでも俺は俺だ。

 

開き直りではない。事実だ。

 

いや、それを開き直りと言うんだ、というのならば、あぁそうですね、ハイ。

 

ゆとり世代」なんて言葉があるが、ヒトってのは、自分には理解できないものを見て混乱し、どうにか処理、整理しようとして名前をつけてカテゴライズするのが好きだし得意だ。

 

大いに結構であるし、かく言う俺もそうだ。

 

人間ね、結局みーんな同じさ。

 

なんだか自暴自棄ないじけた文字ばかりになったが、いじけちゃなんかない。

 

楽しいことしか考えない。

 

最初の車検を終えたらタイヤはデカイの履こうかしら。

ジムニーならどこへでも行ける、というか、そんな気になってしまうよね。

どこへでも行きたくなる。遠くへ行きたい。

完全なるオフローダーだけど、舗装路もとても気持ちいい。ほんとに。

 

よく「軽自動車とは思えない」なんて形容されるけど、ほんと。

 

一番感じるのは

とてつもなく頑丈な乗り物だ、ということ。

実は小さめのフロントガラスや高い目線、長めのボンネットは、軍用車といえば大袈裟な例えだが、なんだか特別なクルマに乗っている気分になる。

ラダーフレームがどうこうとかあるけど、まぁ専門家でないので語れない。

 

舗装路の凸凹も、プルルンっといなしてくれる。

衝撃を感じない。

高級車の乗り心地がどうだか知らないが、たぶんこんな感じだろうか。

 

強靭なフレームと柔らかな脚。

ひとつのクルマに、矛盾するふたつの感覚が同居している。

 

釣り人には忍耐が必要である。

何時間も何日も何ヶ月も釣れないときがある。

忍耐、忍耐、また忍耐。

魚釣りとは忍耐の連続である。

 

しかし、その時は突然やってくる。

魚が食いついた。

 

アワセは一瞬。セッカチでなければならない。

 

これを絶対矛盾的自己同一という。

 

 

ふたつの矛盾する事実が、ひとりの釣り人の中に同居している。

 

これは西田幾多郎の言葉である。

というのを開高健が言っていた。

 

 

アワセは、電光石火の居合抜き。

 

 

魚を手元に手繰り寄せるまでの数十秒か数分間。

 

 

記憶には残る。

しかし、あの感覚で全身を震わすことは、その時にしか出来ない。

 

 

 

 

フックを魚から外してやり、バイバイ、またなと言って河へ帰してやる。

魚は振り向きはしないが、一瞬だけそこにとどまり、何か言いたそうな肩を見せ、嘆きの言葉も吐かず、当然、礼なんぞ言う訳もなく、水をひらりと蹴ってどこかへ消えていく。

 

 

ああ、釣り行きたい。

 

 

普通の道を普通に走っているだけなのに、楽しい。

こんなクルマがあるのね、世の中には。

 

ジムニーにはニコンFを常に乗せている。

 

すぐに撮れるように!とかではない。

大事でしょ、雰囲気って。

頑丈なクルマと頑丈なカメラ。えーやろ。

 

妻も、「ジムニーカッコイイね〜、ロイちゃん!」と絶賛。

すんません、世界一かっこいいクルマに乗ってます。

 

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これはSJ30

 

 

牽引ロープも欲しいし、デフガードも付けたい。タイヤもいつかオールテレーンかマッドテレーンにしたい。

 

おい、カメラはどうしたんだよ!?って自分でもツッコミたくなるが、まぁヨロシイじゃござーせんか。

 

一極集中。

(使い方合ってるか知らん)

 

M型ライカは欲しいさね。ずっと。

 

ホントはスタッドレスタイヤに充てるカネをライカに回したいくらいだ。

 

先日、職場のJB23乗りのお姉さんとドライブしてきたが、JB23ってカワイイ。惚れ直した。

 

JB64がアホみたいに絶賛されてアホみたいに受注されてアホみたいにインスタ投稿されて、やっぱりアホみたいにステッカー貼られて、やっぱりどいつもこいつもノースフェイスとパタゴニアばっかりでアホみたいで、結局やっぱりどいつもこいつもノースフェイスとパタゴニアばっかりでたまにチャムスでアホなんだが、JB23も超一級品のオフローダーである。

やっぱ最高にかっこいい。

 

 

妻を隣に乗せて、ちょっとした凸凹道を縦に横に揺られてキャーキャー言いながら走る。

 

妻よ、ありがとう。

俺はしあわせもんです。

 

エルマーと夜

 

イカで撮った夜。

 

久しぶりに夜の街へ。

 

ジャパニーズとモンゴリアンとアザーズ

 

街でフィルムを3本調達して。

 

 

正直に言うと、あまり自信がない。

 

あの暗がりで、一体何が撮れたのか。

スローシャッターは調子が悪く、1/4以下は切れなかった。

 

レンズはエルマー。開放f値3.5だ。

明るいものは明るく。

暗いところは、暗く写っているはずだ。

 

所詮はド素人の精神論に過ぎない。

 

どれだけシャープに写っているか。

構図に面白みがあるか、なんてどうでも良い。

 

何が写っているか。何を撮ったのかが重要だと、ずっと、思っている。

 

そこに俺がいて

 

いや違う。

 

そこにいて、シャッターを切った人間がいるという事実は、俺の指と眼球が覚えている。

 

撮った俺が良いと思えるものが撮れていなければ、そうでなけりゃ写真なんぞ。

 

 

合計108枚。

 

 

 

 

Closing time

人間という生き物は、機械やモノに対して愛着や愛情や友情を抱くことがしばしばある。

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これが何故かは分からないけれど、いつも身につけているモノや長い時間を共に過ごしたモノには、特にそうであるようだ。

 

もうすぐ納車だ、新型車だと浮かれている私だが、只々はしゃいでいるだけではいられないようだ。

 

日に日に近づいて来る納車日とはつまり、日に日に現在の愛車との別れが近づいていることを意味する。

 

現在、35歳。普通免許を取得したのは32歳の夏だった。何故そんなに歳をとってからなのかというと、色々な事情があるのだが、一番の理由は金がなかったからである。

 

金もなく、ひねくれて生きていたから、こうなったら一生免許なんか取るものかと思っていた。しかし、人生とは何が起こるか分からないもので、渋々教習所に通うことになった。

 

カミさん命令です。

 

オートマ限定。

運転できりゃ何でもいいのよ。

 

そして、人生で初めて買ったクルマは、ミラジーノ

単純にデザインが好きだった。ローバーミニのパクリと言われるが、こういう普遍的なデザインについてはパクリもクソもないと思う。

クラシックカーモチーフだが、中身は至って普通の軽自動車だ。

購入した時点で10万キロ超え。

 

 

3年間乗った。

 

ジーノを納車した日は嬉しくてスマホで記念撮影した。

運転に慣れるために、近所を何周も回った。

カミさんの実家にも何度もジーノで行った。

京都、高知間を往復もした。

左フロントバンパーも擦った。

夫婦でケンカしてずっと無口で運転したこともある。

色んな場所をドライブした。色んなお店にも行った。このクルマに、運転を教えてもらった。初めての雪道の運転は楽しかった。運転が好きになった。

たくさん音楽も聴いた。

滋賀に思いつきで旅行に行って、ラブホテルにも泊まった。

泣いている妻に気づかないふりをして運転したこともある。

シートには煙草の焦げ跡もできた。

 

35万円で買った中古の軽自動車。

口にした瞬間にチープな表現になるが、カネで買えない価値って、こういうことを言うんだなぁ、きっと。

 

妻とのんびりドライブするとき、たまにかけていたアルバムがある。妻もお気に入り。

Tom WaitsのClosing timeというアルバム。

中でも1曲目のOl’55という曲。これが良い。

 

 

今日は久しぶりこの曲を聴きながら、一人でドライブした。

 

なんだか、色んなことを思い出して涙が出た。

 

 

たしか、日本語訳はこんな歌詞だったと思う。

 

Ol'55

デートはあっという間に終わり、彼女を家まで送った。55年製のオンボロ車でフリーウエイをとろとろ走って帰路に着く。トラックが追い越していく。気づけばもう明け方。太陽が昇りはじめ、星は消えかかっている。